灌仏会(かんぶつえ)とはどんな日?何を祝うの?
今日は何やらあなたのおじいさんが
準備をされているのを見ますね。
それもそのはずです。
何たって今日は灌仏会(かんぶつえ)なのですから。
↓灌仏会の様子はこちらです↓
しかしあなたは「灌仏会って何?」
って思ったはずです。
ですので、灌仏会とはどんな日なのか
気になって調べているあなたのために、
灌仏会とはどんな日なのかまとめておきました。
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灌仏会とはのはどんな日なのか?
灌仏会(かんぶつえ)とはどんな日かと言いますと、
釈迦の誕生を祝う仏教行事のことで、
日本では4月8日に祝われています。
釈迦は仏教を開いた人物として有名な人で、
旧暦の4月8日が誕生日だと言われてます。
ただ、この4月8日というのは
明確な誕生日というわけではなく、
お寺によっては5月8日に祝われる事もあります。
(何故こうなったのかと言いますと、
釈迦の誕生日はインド暦で2月15日で
旧暦に直すと4~5月頃にあたるため、
お寺によって灌仏会が違います)
別名として、花祭り、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、
浴仏会(よくぶつえ)、龍花会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)
といったものが存在しています。
あなたにとっては灌仏会よりも花祭りの方が
聞いたことがあるかなと思いますね。
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灌仏会には一体何をするのか?
灌仏会が釈迦の誕生日と言うことが分かりましたが、
この日は一体何をするのでしょうか?
灌仏会に日本ではどんな事をするのかと言いますと、
まず、色々な草花を使って花御堂(はなみどう)を作ります。
(動画の1:34から出てくる社のようなものが花御堂です)。
そして花御堂の中に釈迦の仏像を安置します。
その後に安置している釈迦の仏像に
ひしゃくを使って甘茶をかけて祝います。
ちなみに甘茶というのはこういうものです↓
甘茶はガクアジサイの仲間のアマチャを
蒸して揉み、乾燥させて煎じた飲み物で、
虫除けの効果もあると言われてます。
何故甘茶を釈迦の仏像にかけるのかと言うと、
釈迦が誕生したときに、竜が産湯に使うための
清浄の水を空から降り注いだからです。
ちなみに旧暦の4月8日には、
卯月八日(うづきようか)と呼ばれる行事もありますが、
これは灌仏会とは特に関係はなく、
山の神を祝ったり、農作業を始める目安としていました。
灌仏会(かんぶつえ)のまとめ
灌仏会が4月8日に釈迦の誕生日を祝うという事や、
花御堂の中に安置した釈迦の仏像に甘茶をかける
という事を行うことが分かりましたね。
灌仏会がどんな事をするのか理解した今、
4月8日を迎えるときに釈迦の誕生日を祝ってはいかがでしょうか?
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