アイヌの特徴ってどんなものがあるの?
アイヌの特徴ってどんなところがあるの?
北海道の先住民として
アイヌ
と呼ばれる人たちがいますが、
アイヌと呼ばれる人たちには
どのような特徴が存在しているのでしょうか?
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アイヌの特徴は主にこうなってる
アイヌの人たちの特徴として
どのようなところが外見上あるのかといえば
主に以下のような特徴が和人と比較すると存在します。
・皮膚の色は黄色みの乏しい明褐色
・髭や体毛が長くて濃い
・身長が和人と比べると低い
・肩幅が比較的広い
・筋肉質
・四肢が発達していて胴の長さが比較的短い
・頭の前後が長い
・顔高が低くて頬骨弓幅が広い
・髪の毛は天然パーマになっている
・鼻は横に広く高く短い
・目はくぼみ、二重まぶたが多く彫が深い
・唇が厚い
・顔高が低く、頬骨弓幅が広いので顔が大きく見える
等の特徴を持っています。
その中でも特に
・顔の彫りが深い
・体毛が濃い
等の特徴は眉毛が濃い等
分かりやすいものとなっています。
ちなみに上記の特徴は
北海道アイヌ、樺太アイヌ、
千島アイヌにほぼ共通して見られますが、
樺太アイヌは北海道アイヌに比べてやや顔高が大きい
千島アイヌは比べてやや低身で短頭
といった特徴ももっています。
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アイヌの特徴がなぜ存在するのか?
そして北海道の先住民だったにしても
何故アイヌには和人と比べてみて
上記の特徴が存在してるのかといえば
一説によれば
アイヌは古いモンゴロイド(縄文人)
と言われています。
モンゴル高原発祥の、
漢民族や朝鮮民族と同じルーツの弥生人が
日本へやってきて米作りなどの
弥生文化をもたらすことになりますが、
北海道には弥生文化が存在せずに
北海道には弥生人は渡っていない
と言われていますし、
弥生~古墳時代には寒冷地に適した
新モンゴロイド(弥生人)が
朝鮮を経て本州の近畿地方を中心に勢力を伸ばし、
追いやられてしまったそれまでの縄文人は
一部は北へ追いやられて進化しアイヌになり
一部は南下して沖縄人になった
と言われています。
そして
東京大などのゲノム(全遺伝情報)解析によると
日本人の遺伝的な系統は
縄文人タイプ:アイヌ(北海道)と琉球(沖縄県)
縄文人と弥生系渡来人との混血:本州・四国・九州
となっているとのことです。
そして縄文人の特徴として
・彫りが深く立体的な顔つき
・太い眉
・目は大きくて二重まぶた
・耳たぶが大きい
・鼻は広い
・唇が厚い
・体毛が濃い
等の特徴を持っています。
これらの特徴はアイヌでも見られますので、
アイヌのルーツは縄文人というのがみてとれますね。
アイヌの特徴まとめ
アイヌの特徴については以上となります。
縄文人がアイヌのルーツということですが、
言われてみればアイヌは狩猟・採集民だったので
縄文文化と共通しているように思えますし、
身体的な特徴を見ても
縄文人と共通してるのを考えると納得ですね。
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