羽子板の羽根っぽい実は何?
羽子板の羽根っぽい実はなんて言うの?
正月に日本料理屋で
会席料理を食べたときに
羽子板の羽根に似た実が
飾られているのを見つけたと思います。
一体この羽子板の羽根っぽい実は
何という名前なのでしょうか?
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羽子板の羽根っぽい実はなんて名前?
羽子板の羽っぽい実が
会席料理で飾られているとしたら
ツクバネの実
が使われていると思われます。
ツクバネは
山地の木の根に寄生して、
養分をもらいながら生活する落葉低木で
ツクバネの果実は
0.7~1cm程の大きさになって
先端に四枚の羽根のような形の
小包(しょうほう)が残るのが特徴です。
そして、
ツクバネという名前自体も
果実の形が羽子板の羽根に似ていることから
突く羽・衝羽根(ツクバネ)
と名付けられているのです。
そして、
ツクバネの実は羽子板の羽根と似てるから
正月の料理の飾りとして使われてるのです。
ちなみに、
ツクバネの若葉は山菜として食用になり、
熟した実は煎って食べることができます。
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羽子板の羽根の実は何なのか?
そしてツクバネの実が会席料理として
飾られていることがありますが、
羽子板の羽根に使われているのは
ツクバネの実ではなく、
ムクロジの実
となっています。
ムクロジは漢字で書くと
無患子
となっていて、
「無患子」の意味は
子どもが患わないように、病気になりませんように
という意味が込められていますし、
ムクロジの実は
お釈迦さまが煩悩・業苦を滅し去ろうとするために
ムクロジ108個を繋いで数珠を作った
という話が残っていますし、
実際に数珠の材料に使われているなど
厄除けや無病息災、煩悩を消しさる
といった意味が込められているのです。
そして、
羽子板自体にも
魔除けや厄払いのためのお守りという意味があり、
ムクロジの実を使って作った羽根を飛ばす
羽根つきの由来としても
子供が蚊や害虫から伝染病にかからないように
トンボに似た羽根を飛ばすことで
悪い虫を退治してもらう
というところからきています。
昔は蚊によって
様々な病気がもたらされていましたし、
トンボは古くから蚊を食べてくれる益虫として
知られている虫でもありました。
なので、
子供が蚊に刺されたりしないようにと
羽子板の羽根をトンボに見立てたということです。
羽子板の羽根っぽい実まとめ
羽子板の羽根っぽい実は料理に飾られるものだと
ツクバネ
の可能性が高いでしょう。
ただ、
羽子板の羽根に使われてる実はツクバネではなく
ムクロジとなっていますので、
混合しないように注意をしましょう。
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